专利摘要:

公开号:WO1986006956A1
申请号:PCT/JP1986/000269
申请日:1986-05-27
公开日:1986-12-04
发明作者:Kazuo Shimatani
申请人:Kazuo Shimatani;
IPC主号:A61F13-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 タンボン
[0002] 技術分野
[0003] 本発明は、 経血を漏らすことなく確実に吸収し得ると共 に、 使用後の取出しが容易なタンポンに関する。
[0004] 背景技術 - 生理用等に使用されるタンボンには種々の構造のものがあ るが、 大別すると次の 2つのものに分けることができ、 その 一つは、 脱脂綿、 吸収紙等の吸収体を巾広の帯状に形成し、 これを巻きほぐれないように堅く渦巻き状に巻回した後、 外 周方向から圧力をかけて弾丸状に形成したもので、 また他の 一つは带状の吸収体をそのままの形で、 上下及び水平方向か ら圧縮してスティ ク状に形成したものである。
[0005] そして、 これら従来のタンポンは、 上記のように圧縮成形 されると共に、 附随的に種々の構造が採用されることによつ て、 膣内への挿入を楽に行なえるようになっているが、 基本 的に次の点で問題を有している。
[0006] 即ち、 先ず前者にあっては、 膣内で経血を吸収して膨潤す るが、 その膨潤する方向が径方向であるために、 膣壁を伝つ て落る経血を良く吸収するものの、 使用後には、 この膨潤し た大径のタンポン本体をそのままの形状を保った状態で軸方 向に引っ張り出さなければならないことから、 取出しが容易 でなく、 場合によっては取出し紐が途中で切れてしまい、 医 師の手を借りなければならないこともしばしばである。
[0007] 一方、 後者にあっては、 経血を吸収して主として上下方向 に膨潤するために、 前者に比較して取出しが容易である反 面、 使用中に膣壁との間に隙間が生じてしまい、 経血を充分 に吸収し得ない欠点を有する。
[0008] 本発明はこのような点に鑑み、 経血をその量の多寡にかか わらず、 確実に吸収することができると共に、 その取出しが 容易なタンポンを提供することを目的とするものである。
[0009] 図面の簡単な説明
[0010] 図面は本発明の一実施例に係るタンポン等を示すもので、 第 1図はタンポン本体の全体斜視図、 第 2図はその横断面 図、 第 3図はリング状タンボン体を形成する手順を示す説明 図、 第 4図はリング状タンポン体の斜視図、 第 5図はリ ング 状タンポン体を圧縮成形した後の製品を示す斜視図、 第 6図 乃至第 9図は使用後の取出し状態を順次示す説明図である。 発明の開示
[0011] 本発明は、 帯状を成すタンポン本体を、 少なく とも内周面 側にその巾方向の多数の襞を有するリング状に形成し、 この リ ング状タンボン体をその外周から圧力をかけることによ り、 弾丸状に圧縮成形してあるから、 膣内部で経血等を吸収 すると、 径方向に膨潤してリング状タンポン体の形にまで広 がり復元し、 この状態において内外周面の襞の伸びようとす る力によって両端が拡開方向に付勢されて膣内壁面に柔らか く当接することとなるので、 この部分を流動する経血を確実 に吸収できるものである。
[0012] また、 本発明は取出し紐を引っ張ると、 リング状タンポン 体の形に膨潤して膣内にあるタンポンがその一端側を下方に 引っ張られて上記リング形状をくずし、 タンボン本体の帯状 に復元して取出されることとなるから、 その取出しを少ない 力で容易に行なうことができるものである。
[0013] 従って、 膛径の小さな使用者にあっても、 吸収体の体積が 大きなもの、 例えば従来品と比較してその 2倍の体積、 即ち 吸収量が倍加するものを使用でき、 しかもこの場合、 タンボ ン外表面が膣の内壁に良くなじむことから、 流動する経血を 実際には 2倍以上の効果をもって確実に吸収することができ るものである。
[0014] また、 取出し時に帯状になって取出されるとしても、 タン ボン本体の表裏面にはゲバ立ちを押さえる表面処理が施こさ れているから、 膣内に綿等が残留するおそれはない。
[0015] 発明を実施するための最良の形態
[0016] 以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。 第 1図乃び第 2図は本発明の一-実施例に係るタンポン本体 1 を示しており、 図中符号 2はこのタンポン本体 1を構成す る吸収体で、 脱脂綿、 吸収紙などの吸収性に優れた素材、 あ るいはこれらの素材に高分子吸収材を混入して成り、 例えば レギュラーサイズの場合、 直径 4 cm、 長さ 12 cm程度のふんわ りした細長い塊りを平たくなるようその表面から若干押さえ ぎみにして厚み 1 cm , 巾 4 cm , 長さ 1 2 cmの直方体に形成さ れ、 従来よりもその厚みを若千厚く してある。
[0017] 3はこの吸収体 2の外表面を覆い、 そのケバ立ちを押さえ る袋状の外包体で、 ボリエチレングリコール等の水溶性の素 材によって形成された糸を横糸の一部に、 綿糸を縦糸にして 薄手のガーゼ状に緣込まれており、 吸収体 2の長さよりも長 めに形成された開放側の端部はより込まれて取出し紐 4を形 成している。 尚、 この外包体 3は、 シート状に形成し、 この 外包シートによって上記吸収体 2の表裏面のみを覆うように しても良い。 この場合には、 取出し紐 4は別途、 吸収体 2に 取付けられる。 また、 外包体 3自体は、 吸収体 2表面のケバ 立ちを押さえるためのものであり、 従来技術において圧縮後 の製品表面を被覆する際に用いられるシート状のものを利用 しても良い。
[0018] このタンポン本体 1は、 第 3図に示すように、 タンポン本 体 1の長さよりも長めの外周を有すると共に表面に多数の歯 が形成された巻付け芯 5に巻付けられ、 その外側から巾広の バンド 6によって締付けられることにより、 内表面の巾方向 にビッチの大きな襞 Pが、 また外表面にシヮ状の小さな襞が それぞれ形成されつつ、 その厚み方向に若干圧縮されたリ ン グ状に一次圧縮成形される。 上記襞 Pを形成するにあたって は、 この他公知の種々の手段を採り得るものであることはい うまでもない。
[0019] このようにして形成されたリ ング状タンポン体 1 ' は、 第 4図に見られるようにその両端 l ' a,l ' a 間にわずかな隙間 7を有し、 また、 内部に空隙部 8を備えている。
[0020] そして、 本発明に係るタンポン Tは、 この状態においてリ ング状タンポン体 1 ' の外周の任意の方向、 例えば径方向に 均等な角度をもって 8方向から圧力をかけて徐々に圧縮する ことにより、 第 5図に示す弾丸状に形成される。
[0021] 而して、 従来例と同様に手指であるいは図示しないアブリ ケ一タを用いて膣内に挿入された上記タンポン Tは、 経血を 吸収して膨潤し、 径方向に広がって、 第 4図に示した圧縮前 のリ ング状タンポン 1 ' の状態に復帰する。 この状態におい て、 タンポン Tは、 その内周面に襞 Pが形成されていること から、 この襞が伸ばされる方向、 即ち両端 l ' a , l ' a が拡開す る方向に若干の復元力を有し、 従って、 たとえ、 膣の中央に 位置しない場合であつてもその外周面が膣の内壁に柔らかく 当接してこの壁面に沿って流動する経血を確実に吸収するも のである。 尚、 上記襞 Pは、 吸収された血液によって伸びた 際、 リング状タンポン体 1 ' を拡開する方向に若干の復元力 を与える面に設ければ良い。
[0022] そして、 一定時間が経過してこのタンポン Tを取出す場合 には、 取出し紐 4を引っ張ると、 第 6図乃至第 9図に見られ るように、 リング状タンポン体 1, の一端が下方にずれてリ ングが変形し (第 6図及び第 7図) 、 膣の内壁を摺るように してその端部 1 aから徐々に外部に取出され (第 8図) 、 最 終的には、 帯状の上記したタンポン本体 1の形状に戻って取 出されることとなり、 膨潤した円柱形のまま外部に引っ張り 出すのとは異なり、 少しの力で容易に取出し得るものであ る。
[0023] また、 このタンポン Tは、 膣内にあって経血を吸収する際 に、 外包体 3の横糸の一部が血液によって溶融し、 ゲル状と なって吸収体表面を湿潤していることから、 上記取出し動作 を一層円滑化するものである。
[0024] 尚、 上記のようにして取出し時に帯状のタンポン本体 1 に 復元してしまうとしても、 このタンポン本体 1は外包体 3に よって被覆され、 ゲバ立ちを押さえる表面処理が施されてい るから、 吸収体 2の綿糸等が膣内に残留する心配もない。 更に上記実施例では、 取出し紐 4をタンポン本体表裏面の ケバ立ちを押さえる外包体の端部によって形成してあるか ら、 取出し紐を別途に形成し、 これを吸収体 2に取付ける手 間が省けるものであり、 またこの取出し紐 4は、 その横糸を 水溶性の素材によって形成されているが、 縦糸が綿糸によつ て形成されているから、 引っ張り力にも充分耐え得るもので ある。 また、 経血の吸収量は、 タンポン本体の体積によることか ら、 その長さ、 巾あるいは厚みを適宜増減するようにすれ ば、 当然に経血量の多寡に応じた種々のタイプのタンポンを 形成できるものであるが、 いずれの場合においても、 取出し 時にその径が必要最小限の径となるから、 その取出しを容易 に行うことができるものである。
权利要求:
Claims請求の範囲
1 . 吸水性に富んだ素材によって带状に形成されたタンボ ン本体に、 ケバ立ちを押さえる表面処理を施すと共に取出し 紐を取付け、 このタンボン本体の少なく とも内周面にその巾 方向に多数の襞を形成しつっこれをリング状に軽く一次圧縮 し、 このリング状タンポン体を、 その外周から再圧縮するこ とにより弾丸状に形成して成るタンポン。
2 . 上記タンポン本体は、 ボリエチレングリコール等の水 溶性の高分子吸収材から成る糸を一部織り込んで形成した袋 状の外包体内に、 脱脂綿等の吸収体を装塡することにより構 成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第 1 項記載のタンポン。
3 . 前記取出し紐は、 上記高分子吸収材から成る糸を横糸 の一部に、 綿等の糸を縦糸とし、 両糸を綴り込んで形成した 外包体の開放側端部を、 より合わせて形成したことを特徴と する実用新案登録請求の範囲第 1項及び第 2項記載のタンボ ン。
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同族专利:
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优先权:
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